ドリンキング・バード(水飲み鳥)
商品サイズ:約W48×D50×H185mm
重さ:約40g
素材:ガラス・ポリエチレン・塩化メチレン(液体成分)
生産国:中国
注意事項
※薄手のガラス管なので衝撃、落下にご注意ください。
※火器の近くに置かないでください。
※割れた際は、中の薬剤を口や目に入れないでください。
※本体はガラス製なのでお取扱いにはご注意ください。また、中の液体は触れないでください。
※海外輸入品のため、外箱に些少のキズ、破れ、スレなどある場合がございます。
※色は選択できません。ご了承ください。
「王様のアイディアといえばこれ!」と言う声が最も多かったのがこちらの水飲み鳥。
弊社スタッフは幼少期にウィンドウに張り付いて、水飲み鳥に見入っていた記憶が鮮明に残っているそう。
帽子をかぶった鳥が水をつつく姿はインパクト大ですよね。
商品の存在は知っているものの、どんな原理のものなのかは意外と知らない、というのが王様のアイディアあるある。
水飲み鳥がなぜ水を飲むか、知らない人も多いのではないでしょうか。
実は水飲み鳥は「熱力学の法則」に基づいて作られたもの。
ポップな見た目からおふざけ商品だと思われがちですが、科学を学ぶことができるグッズなのです。
仕組みを簡単に説明いたしますと…
まずくちばしを水につけるところからスタート。
くちばしが濡れたことにより、頭の部分は冷え、それに比べてお尻部分があたたかい、という状態になります。
頭部の蒸気の体積が小さくなるため、腹部にあった液体が頭部の方に上っていき、頭が重くなることで頭が下がって水を飲む、という仕組みです。
コップの水によってくちばしが冷やされる限り、水飲み鳥は動き続けます!
初めの1回目は水を飲むまで少し時間がかかりますが、その分飲み始めたときの感動はひとしおです…。
私は会社のデスクで水飲み鳥を飼っていますが、もはや愛情を感じております。
ぜひ親子で遊んでいただきたい商品ですが、水飲み鳥はガラス製。
そして中には揮発性の液体が入っているため、取り扱いには十分ご注意くださいね。
また、ドリンキング・バードの中の液体は赤と青の2色。
今回はランダムでの販売で色は選択できかねますのでご了承ください。
スタッフのおすすめ
昔、ドラマ古畑任三郎の中で見た記憶のあるドリンキングバード。
名前自体は知らなかったが、まさか手元で飾ることができるとは…
最初はうまく水を飲んでくれなかったのに、足の下のタンクの部分が温まると、自然と水を飲むようになる不思議な仕組み。
たくさん水を飲んでくれ!
愛くるしい見た目。
薄暗い照明で部屋に飾ってみると、何とも言えないレトロ感。
ダイニングテーブルには普段は何も飾らない派なので、家のテレビ台に乗せてみてみた。
割と馴染んでくれました。
王様のアイディアの大人気商品、ドリンキング・バード。
水飲み鳥・平和鳥とも呼ばれ、昔から愛され続けている定番のアイディア商品です。
ドリンキング・バードの誕生は1940年代のアメリカにまでさかのぼり、その後世界中に広がっていきました。
いろいろな映画やアニメーションにも登場する人気者なので、実物は見たことがなくてもどこかで見かけたことがあるかたも多いのでは。
ドリンキング・バードは、ただただ鳥がゆっくりと水を飲み続ける、という商品。
もちろん何の役にもたちません。
そんな商品がこんなにも長い間世界中で愛されているのはなぜでしょう。
おそらく、このゆったりとした繰り返す動きが、見るものの気持ちを癒す効果があるからではないでしょうか。
そして、このデザインもなんともユーモラスですよね。
ちょっととぼけたような顔と、アイコンであるシルクハット。
そして、羽でできたしっぽ。
世界中でさまざまな水飲み鳥のバリエーションが販売されていますが、このあたりのディテールどれも共通なようです。
ところで、なぜドリンキング・バードは電池も使わずに動き続けるのか気になりませんか。
もしかしたら永久機関なのでは?と不思議に思う方も多いでしょう。
その仕組みは、実はかなりよく考えられたものなのです。
中に入っている液体は、塩化メチレンというもの。
この塩化メチレン、常温では液体ですが、体温程度の温度で沸騰する、という特徴があります。
実際にお尻の部分を握ってみると、内部の液体がコポコポと沸騰して、液体が頭のほうにのぼっていくのがわかります。
このように、頭のお尻に温度差が生じることで、温度と比例して内部の圧力に差が生まれ、それによって液体が上下を移動します。
ドリンキング・バードは、この仕組みを利用して動いているのです。
まずフェルトでできた頭の部分に水をつけます。
すると・・・
フェルトに含まれた水が蒸発することで、気化熱によって熱が奪われて内部の温度が下がります。
すると・・・
頭の部分の圧力が下がり、お尻から頭へと液体が上がってきます。
すると・・・
頭の部分が重くなり、徐々に傾いてまた水を飲んでくれるのです。
これを繰り返して、水を飲み続ける動きを繰り返します。
では、ドリンキング・バードは永久機関なのでしょうか。
残念ながら答えはNOのようです。
ひとつは、いずれはコップの水が蒸発してなくなってしまうこと。
ふたつめは、頭の水を蒸発させるために熱エネルギーが常に必要なこと。
ドリンキング・バードが世界中のエネルギー問題を解決、というわけにはいかないようですが、こんな機構をはじめに考えたひとは本当にすごいですね。
一説には、かの有名なアインシュタインも感心したという、このドリンキング・バード。
一家に一台、いかがでしょうか。